早めに対処したい人間関係のトラブル
人間関係の問題は、職種や業種などに限らずどの現場においても生じやすいトラブルです。特に正社員は無期雇用であるため、自分か相手が退職しない限り、定年退職するまで関係が続く可能性があります。人間関係に問題が発生したら、早急に対処したほうが良いでしょう。
風通しの良い職場で何らかの原因によって人間関係の問題が発生した場合、まずは直属の上司に相談を持ちかけるのがベターです。同僚同士だけで相談して解決しようとしても、思わぬところで誤解が生じたり反感をかったりしてさらにこじれる可能性があります。上司が気が付かない水面下で話が進み、こじれたところで耳に入っても解決が遅れてしまいます。
人間関係の問題は、これくらいのことで…と遠慮して上司に相談することをためらう人もいます。しかし、決して小さな問題ではなく、仕事という人生の大部分に関わってくる大きな問題であることを認識する必要があります。人間関係の問題がこじれるとうつ病などの精神疾患に発展することもあるので、侮ってはいけません。
上司に相談しても事態が好転しなければ、次の改善方法を考えることが大切です。もしも上司が動いてくれない場合は、その職場にいる意義から考え直すことをおすすめします。
また上司が改善に向けて動いてくれてもトラブルの根本にある本人が忠告を聞き入れないなら、今後は柳に風と受け流す方法もあります。それでも、パフォーマンスをしっかり発揮できる風通しの良い職場で働いた方が精神衛生的にもいいので、思い切って転職するのも一つの手段です。